BTCトレジャリー企業Genius Group、アジア市場参入のため二次上場を目指す

Genius Groupがアジア市場参入のため二次上場を目指す

シンガポールに拠点を置き、AI（人工知能）を活用した教育ソリューションで。ビットコイン（Bitcoin/BTC）トレジャリーを拡大している Genius Group （ジーニアス・グループ）は、二次上場を目指し、アジアの投資家コミュニティへのさらなる浸透を目指しており、韓国が有力候補として浮上している。

2022年4月からNYSE（ニューヨーク証券取引所）に上場しているGenius Groupは、2025年8月12日（火曜日）付けで発表した プレスリリース で、取締役会にて、株主価値とアクセス性の向上を目的としてアジア市場への上場計画を承認したと発表。同社はアジアで株式の二次上場を計画しており、韓国が最有力候補となっている。この動きは、流動性の向上、より公正な価格設定、そしてほぼ24時間取引を可能にすることを目指しており、韓国以外の上場候補地として、オーストラリア、マレーシア、タイ、香港、日本などが挙がっているという。同社は、この上場により、さらなる流動性、公正な価格設定、そして24時間取引が可能になると主張している。

同社は、アジアの証券取引所への二重上場により、日本、韓国、中国、インド、東南アジア、オーストラリアを含むアジアおよびオセアニアの株主が当社への投資をより容易に行うことができると考えている。また、アジアでの二重上場は、さらなる流動性、公正な価格発見、24時間取引の提供といったメリットを通じて、北米や欧州の株主にも利益をもたらすと考えている。

現在同社は、株主の利益のために二重上場に最適なアジアの証券取引所を評価・特定するために必要な専門家およびコンサルタントを経営陣に任命するよう指示している。

ビットコイン主導のグローバル成長マインドセット

今回の発表は、Genius Groupがビットコインファースト戦略をさらに強化する中で行われたものである。

米国上場とアジア上場を組み合わせることで、大陸をまたぐ両資本市場を結びつけ、ブロックチェーンの普及率が高い地域でブランドを構築することを同社は目指している。アナリストは、今回の動きが新たな資金調達チャネルを開拓し、世界で最も仮想通貨先進的な市場の一つにおける同社の知名度を高める可能性があると述べており、同社のロジャー・ジェームズ・ハミルトン（Roger James Hamilton）CEO（最高経営責任者）は、次のように述べている。

ビットコイン・トレジャリーを保有するAIを活用した教育企業として、当社は地域の証券取引所を通じて当社の株式へのアクセスを求めるアジアの投資家から関心を集めています。米国では昨年（2024年）、ビットコイン・トレジャリー企業のブームが見られましたが、アジアでは上場ビットコイン・トレジャリー企業の立ち上げはまだ初期段階にあり、この地域のリーダーとなる機会を秘めています。