リップル（Rippple）社、決済プラットフォームRipple Paymentsのインタラクティブデモを公開

リップルがRipple Paymentsのインタラクティブデモを公開

クロスボーダー決済企業のリップル社は、RLUSDとXRPを用いた決済システムの仕組みを紹介する「Ripple Payments」のデモを公開した。

🚨BREAKING: @Ripple has dropped a demo of “Ripple Payments” on their site!

Ripple Payments is “Liquidity on Demand” —> #XRP pic.twitter.com/NSCA3QEWoM

— JackTheRippler ©️ (@RippleXrpie) August 30, 2025

リップル社は、決済プラットフォームのインタラクティブデモを公開。このデモでは、一般の人々がライブ取引、通貨換算、決済ツールを直接体験できる。デモの中心となるのは、同社が国際送金の主要手段として位置付けるステーブルコイン、リップルUSD（Ripple USD/RLUSD）だ。リップル社は、Circle、Stripeなどの大手企業と競合する中で、銀行や企業の獲得を目指している。デモの提示方法は、ステーブルコインのオフランプと法定通貨の送金をサービスの中心に据え、XRPを流動性モデルに関連する原資産として特定。国境を越えた迅速かつ追加料金なしの安価な資金移動を支援していくという。

国際送金を効率化することで、同社は、長年速度とコストの高さで批判されてきたSWIFT（国際銀行間通信協会）などの既存システムを打ち破ることを目指している。

インタラクティブデモの位置づけ

このデモは、同社が企業向け決済分野への進出をさらに推し進める姿勢を明確に示すもので、機関投資家、企業、個人でもシステムを直接体験できるようになり、同社が事業拡大への準備を整えていることを示唆している。

このデモは単なるマーケティング活動ではなく、効率的な決済ネットワークを利用する金融機関、送金サービス、そして多国籍企業に安心感を与えることを目的としている。このデモは、決済およびステーブルコイン分野における競争が激化する中で展開され、サークル（Circle）、ストライプ（Stripe）のほか、大手テクノロジー企業などがブロックチェーンベースのツールのリリースを競い合っている。

国際決済大手の同社は、このオープンなデモが信頼獲得に必要な透明性、RLUSDとXRPが国際決済をどのように変革できるかを示すものになると期待している。

デモはXRPのブリッジ通貨としての魅力を強調

このインタラクティブデモでは、このトークンが瞬時に流動性を生み出し、国際送金をより迅速かつ安価にする方法が示されており、既存の銀行ネットワークでよくある長い遅延や高額な手数料を回避するように設計されている。

取引履歴、リアルタイムレポート、送金機能を提供し、ユーザーは、海外送金の際にRLUSDをポンドなどの現地通貨に両替でき、これによって送金がより安価で透明化される。強みの一つに、50カ国以上で決済が可能なことが挙げられ、国境を越えた取引を多く扱う企業にとって決済簡素化を用意にする方法とアピールしている。