BTC週間観察：高値でのショートが依然として主流、来週のレジスタンスとサポートを詳解

一、1週間の相場レビュー：(09.01~09.07)

今週の始値は108268、月曜日に最安値107270ポイントに達し、金曜日には最高値113402ポイントを記録、最終的な終値は111144ポイントで、週間上昇率は2.66%、最大変動幅は5.72%、取引額は100.44億ドルでした。今週は陽線を形成し、価格は10週移動平均線の下で引けました。

bitcoin 週足チャート：(モメンタム定量モデル＋センチメント定量モデル)

図1

bitcoin 日足チャート：

図2

bitcoin 4時間足チャート：

図3

筆者は前回の週間レビューで以下のように予測しました：

1、bitcoin は週足および日足レベルで既にベアマーケットに入り、今後の相場は空売り思考での取引が中心となる。

2、価格が大幅に下落した後、複数の時間軸で多くのテクニカル指標が売られ過ぎの状態を示し、短期的なテクニカルリバウンドの需要がある。

3、9月3日前後は小さなトレンド転換ウィンドウであり、筆者はこの期間に価格が約7日間のテクニカルリバウンドを示すと予測した。

4、レジスタンス：第一レジスタンスは110530ポイント付近、第二レジスタンスは112000~113500ポイント付近、強いレジスタンスは115000ポイント付近。

5、サポート：第一サポートは105300ポイント付近、強いサポートは98000~100500ポイント付近。

筆者が前回の週間レビューで提示した取引戦略は以下の通り：

1、中期ポジション：中期で保有していたロングポジションは全て売却済みで、筆者は来週のテクニカルリバウンドを利用して、段階的にショートの中期ポジションを構築する予定。

2、短期ポジション：損切りポイントを設定し、高値での空売りを主とする。（1時間足を操作サイクルとする）

第一の建玉方法：（寄付き後、価格が107000ポイント付近で短期サポートを得る場合）

①、テクニカルリバウンドを待ち、価格が112000~113500ポイントのエリアに達した際、トップシグナルを確認して小口でショートを建てる；もし相場がさらにリバウンドする場合は、114000~115000ポイント区間で少量ショートを追加、2回の建玉の損切りは共に115000ポイント上方付近に設定；

②、価格が105300~107000ポイント付近まで下落し、ボトムシグナルを確認したら、保有ショートの半分を売却し、利確ポイントを110000ポイントに下げる；

③、価格が100000ポイント付近まで下落したら、保有している短期ショートを全て売却する。

今週の実際の値動きレビュー：

月曜日、bitcoin は108268ポイントで寄付き、小幅に下落し今週の最安値107270ポイントに達した後、価格は反発し始め、0.90%の陽線を形成。

火曜日はリバウンドが継続し、前日より上昇幅が拡大、出来高も増加し、当日は1.83%の陽線を形成。

水曜日は寄付き後111500ポイント付近で上下に振れ、最高値112615ポイントまで上昇した後、ゆっくりと下落し、0.47%の上ヒゲ・下ヒゲ付き小陽線を形成。

木曜日は寄付き後に下落し、当日最安値109343ポイントで下げ止まり反発、0.91%の下ヒゲ付き陰線を形成。

金曜日は市場ニュースの影響で、9時から価格が急騰し、今週の最高値113402ポイントを記録、最大上昇幅は約2.7%；その後22時に急落し、再び寄付き付近まで下落、当日の最大変動幅は3176ポイント、0.07%の「避雷針」型小陰線を形成。

土曜日は寄付き後、価格は低位で横ばい推移し、変動幅は小さく、0.40%の調整小陰線を形成；

日曜日は前日の終値付近で下げ止まり、ゆっくりと上昇し、当日の終値は111144ポイント、0.84%の陽線を形成。

今週の相場レビューから見ると、9月1日にbitcoin は短期調整後、すぐに3日間のリバウンド相場に入り、その後3日間のテクニカル調整を経て、日曜日に陽線で下げ止まりました。今回のリバウンド開始時期は予告したトレンド転換ウィンドウ（9月3日）から1日ずれており、リバウンド期間は予測（約7日）を超えそうです。短期取引においては、今週のリバウンド高値は筆者が提示した最初のショート建玉ポイントに到達しています。

今後、筆者は多次元のテクニカル指標に基づき、今週の値動きを経たbitcoin の内部構造の変化を分析します。

1、図1の通り、週足チャートから見ると：

①、モメンタム定量モデル：週足レベルでモメンタムのトップダイバージェンスが進行中で、出来高（緑）バーが拡大。

モデルが示す価格下落指数：高い

②、センチメント定量モデル：2つのセンチメント指標の強度はいずれも0、ピーク値も0。

モデルが示す株価は下落過程にある。

③、デジタル監視モデル：現時点でデジタルシグナルは表示されていない。

上記データは、週足レベルで下落初期にあることを示唆。

2、図2の通り、日足チャート分析：

①、モメンタム定量モデル：日足レベルでモメンタムのトップダイバージェンスが形成された後、価格は約3週間下落し、今週金曜日にMACDのファスト・スローラインがゼロ軸下でゴールデンクロスを形成。

②、センチメント定量モデル：日曜日の取引終了後、2つのセンチメント指標はいずれも50未満。

③、出来高面：今週7取引日の間、出来高の変化は目立たない。

上記データは、価格の日足レベルで短期的なリバウンド相場があることを示唆。

二、来週の相場予測：(09.08~09.14)

1、bitcoin は週足および日足レベルで既にベアマーケットに入り、今後は高値での空売りが主となる。

2、来週もbitcoin は3~6日間のリバウンド期間があり、その後価格は再び横ばい下落の動きとなる。

3、レジスタンス：第一レジスタンスは113500ポイント付近、強いレジスタンスは115000ポイント付近。

5、サポート：第一サポートは105300ポイント付近、強いサポートは98000~100500ポイント付近。価格が強いサポートエリアまで下落した場合、強いリバウンドが発生する確率が高い。

三、来週の取引戦略（突発ニュースの影響を除く）：(09.08~09.14)

1、中期ポジション：今週既に30%のショートポジションを構築済みで、来週も段階的にポジションを増やす予定。具体的な建玉方法は記事下部のリンクを参照。

2、短期ポジション：損切りポイントを設定し、高値での空売りを主とする。（1時間足を操作サイクルとする）

①、今週112000~113500ポイントエリアで建てた一部ショートを保有し、来週相場が114000~115000ポイント区間までリバウンドした際にショートポジションを追加、2回の建玉の損切りは共に115000ポイント上方付近に設定；

②、価格が105300~107000ポイント付近まで下落し、ボトムシグナルを確認したら、保有ショートの半分を売却し、利確ポイントを110000ポイントに下げる；

③、価格が105300~107000ポイントエリアを下抜けた場合、利確ポイントを107000ポイントに下げる；

④、価格が100000ポイント付近まで下落したら、保有している短期ショートを全て売却する。