日付: 2025年9月26日(金)| 07:20 AM GMT
暗号資産市場は引き続き大幅な調整局面にあり、Bitcoin(BTC)とEthereum(ETH)はともに週間で下落しています。特にEthereumは13%以上下落し、$3,950の水準を下回りました。主要なアルトコイン全体に売り圧力が広がる中、レイヤー1トークンSui(SUI)も下落の影響を受けています。
過去1週間で、SUIは17%下落しました。しかし、売りが続く中でも、チャートはトークンの次の大きな動きを左右する重要なテクニカルパターンを示しています。

上昇ウェッジが形成中
日足チャートでは、SUIは上昇ウェッジ内で推移しています。このパターンは、長期的な上昇の後に下落へ転じることが多いため、一般的に弱気と見なされます。価格は高値と安値を切り上げていますが、その範囲は徐々に狭まっています。
7月下旬、SUIは$4.42付近のウェッジ上限のレジスタンストレンドラインで反落し、急激な調整が始まりました。この動きにより、トークンは現在、$3.07付近のウェッジ下限まで下落しており、これは200日移動平均線($3.20)ともほぼ一致しています。

この領域は重要です。4月以降、ウェッジ下限のトレンドラインはSUIの広範な上昇トレンドにおいて動的なサポートとして機能してきました。強気派は、さらなる下落を防ぐために再びこのラインを守る必要があります。
SUIの今後の展開は?
執筆時点で、SUIは$3.15付近で取引されています。買い手が$3.07のサポートエリアを維持し、200日移動平均線を上回る水準を回復できれば、モメンタムは再び強気側に傾く可能性があります。その場合、SUIはウェッジ上限のレジスタンスゾーン($3.60付近)まで反発する余地があります。
一方で、サポートトレンドラインを明確に下抜けた場合、ウェッジパターンの失敗が確定します。この動きが起きれば、さらに深い下落が始まり、6月以来となる$2.33のサポートゾーンを再テストする可能性もあります。
SUIが反発するか下落するかは、今後数セッションでこの重要なトレンドラインにどう反応するかに大きく左右されます。