Ethereum Foundationがオンチェーンプライバシー強化のためにPrivacy Clusterチームを設立

Ethereum Foundationは、BlockscoutおよびxDaiの創設者であるIgor Barinovが調整する47人の研究者、エンジニア、暗号学者からなるPrivacy Clusterの設立を発表しました。

水曜日のブログ投稿で、同財団は既存のプライバシープロジェクトを補完しつつ、より広範なコミュニティと協力してEthereumにおけるプライバシーを「第一級の特性」として確立することを明らかにしました。

このため、同財団は世界で2番目に大きいブロックチェーンに包括的なエンドツーエンドのプライバシーを構築するための現在の進捗を示すロードマップを公開しました。

「Ethereumはデジタル信頼の基盤として、文明規模に値するものとして創設されました。その信頼性を維持するためには、プライバシーがその中核に組み込まれていなければなりません」とブログ投稿で述べられています。

この開発はまた、ブロックチェーン取引がますます精査される時代において、監視、データ漏洩、メタデータの露出からユーザーを保護するための財団の継続的な取り組みの強化を示しています。Privacy Clusterは、Layer 1の機密転送やRPCノードのメタデータ漏洩防止などの改善を目指し、こうした漏洩への対応が期待されています。

このClusterは、2018年からプライバシーの研究開発に取り組んできたFoundationのPrivacy & Scaling Explorationsチームを拡張するものです。

暗号技術（ゼロ知識証明を含む）、取引の機密性向上のためのプロトコル改善、プライベート決済、ID、ウォレットなどのアプリケーションにわたるプライバシー保護の研究とツール開発にリソースを割り当てる予定です。