Bunni DEXが閉鎖、840万ドルのハッキング被害後の回復費用を理由に

Bunniは、Uniswap v4上に構築された分散型取引所（DEX）であり、約840万ドル相当の暗号資産が流出したエクスプロイトの発生から2か月後、復旧のためのリソースが不足したため、永久に閉鎖することを発表しました。

Xへの投稿で、Bunniのチームはプロトコルを安全に再ローンチするための監査やモニタリングだけでも「6～7桁」のコストがかかると述べており、その資本はもはやチームには残っていません。

「また、Bunniをエクスプロイト前の状態に戻すだけでも、数か月にわたる開発およびビジネス開発の努力が必要ですが、それを負担することはできません」とチームは記しています。「したがって、Bunniをシャットダウンするのが最善だと判断しました。」

9月初旬の攻撃は、プロトコルの主要なスマートコントラクトシステムであるBunniHubを標的とし、EthereumおよびUniswap Labsのレイヤー2ネットワークUnichainの両方のデプロイメントに影響を与えました。ブロックチェーンセキュリティ企業のCertiKは、当時、盗まれた資金が2つのEthereumウォレットに送られたことを突き止めました。

Bunniは現時点でウェブサイト上での出金を継続し、残りのトレジャリー資金をBUNNI、LIT、veBUNNIトークン保有者（チームを除く）に分配する予定です。このプロセスは現在、法的なコンプライアンスの観点から審査中です。

プラットフォームは終了しますが、Bunniのチームはv2スマートコントラクトをMITライセンスのもとでオープンソース化しました。これにより、他の開発者はBunniのインフラの一部であったサージフィー、流動性分配機能、自動リバランスなどの機能を活用することができます。

チームは今後も法執行機関と協力し、エクスプロイターの追跡と盗まれた資金の回収に取り組むと述べています。