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米金融大手のJPモルガン・チェースは6日、ビットコイン BTC -2.5200% が今後6〜12か月以内におよそ17万ドルまで上昇する可能性があるとの見通しを示した。
この予測は、ストラテジストのニコラオス・パニギリツォグロウ氏が率いるアナリストチームによる最新の調査ノートに基づくもので、従来の2025年末時点での目標価格16万5000ドルを上回る強気な予測となっている。
JPモルガンの今回の予測は、ビットコイン（BTC）のボラティリティを考慮したうえで、伝統的な安全資産である金（ゴールド）市場と比較する評価モデルに基づいている。
報告書によれば、ビットコインは金と比べて依然として著しく割安な水準で取引されているという。
同社の分析では、ビットコインのリスク資本は金の約1.8倍に相当すると試算。報告書作成時点で、 暗号資産（仮想通貨） 市場全体の時価総額は約2.1兆ドルであるのに対し、個人投資家が保有する金の総額は約6.2兆ドルに上る。
この差を埋めるためには、ビットコイン市場は現在の規模からおよそ3分の2拡大する必要があるとされる。
JPモルガンの試算によれば、目標価格である17万ドルを達成するには ビットコインは今後 、66％以上の上昇が必要になるという。
今回の価格目標の上方修正は、ビットコインと金のボラティリティの比率低下が主な要因とされている。
この比率は最近2.0を下回り、ビットコインのリスク資本は過去数年と比べて減少。JPモルガンは今後、この評価ギャップが徐々に縮小していくと見込んでいる。
さらに、10月から11月にかけて起きた市場調整により、過度なレバレッジがほぼ解消されたと分析されている。
例えば、1億2000万ドル規模のBalancerプロトコル不正流出事件など一時的な混乱はあったものの、市場はすでに新たな上昇局面に入りつつあると評価されている。
加えて、政府の財政赤字やインフレ、法定通貨への信頼低下を背景に、個人投資家が資産価値を守るためにビットコインや金へ資金を移すデベースメント・トレード（Debasement trade）の動きが強まっている。
また、銅と金の価格比率や世界のマネーサプライ（M2）の年次成長率が再び上昇に転じている点も、過去のビットコイン強気相場が始まる前に見られた傾向と一致している。
JPモルガンの最新レポートは、1年前の評価から大きな転換を示している。
2024年末時点では、ビットコインは金に対して約3万6000ドル割高とみなされていたが、2025年11月には逆に約4万6000ドル割安になると試算されている。
同社によると、最近のビットコイン上昇の原動力は主に個人投資家であり、特に2024年後半以降、ビットコインや金のETFに対する資金流入が個人主導で顕著に増加している。
一方で、機関投資家の動きはまだ限定的だという。
他の大手金融機関も強気な見通しを打ち出しており、シティはビットコインの目標価格を13万3000ドル、スタンダードチャータードは年内に20万ドルへ達する可能性を予測している。
JPモルガンは、ビットコインが金などの貴金属と並ぶ「価値保存資産」としての地位を着実に確立しつつあり、今後さらなる上昇余地を残していると結論づけている。
ビットコインそのものの価値が再評価される一方で、そのエコシステムでは新たな技術革新が急速に進んでいる。
中でも、ビットコインの性能を拡張し、新たなユースケースを切り開こうとするプロジェクトが投資家の注目を集めている。
その代表例が、 Bitcoin Hyper（HYPER） だ。
同プロジェクトはビットコインのレイヤー2プロジェクトとして開発が進められており、ビットコイン本来の高いセキュリティを維持しながら、取引速度の高速化やスマートコントラクト機能の導入を目指している。
これにより、従来のビットコインでは難しかったDeFiなどのアプリケーション展開が可能になると期待されている。
技術面では、ソラナ仮想マシン（SVM）を採用し、毎秒6万5000件以上のトランザクション処理能力を実現することを目指す点も特徴的だ。これはビットコインの従来性能を大幅に上回る数値であり、こうした革新的なアプローチが投資家の関心を集めている。
実際、現在進行中のプレセールでは、市場全体が調整局面にある中でも総額2600万ドル以上の資金調達に成功。停滞ムードの市場でこれほどの資金を集めたこと自体が、Bitcoin Hyperへの期待の高さを裏付けているといえる。
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