XRP（XRP）の価格は、7月18日に記録した複数年ぶりの高値3.66ドルから44%下落し2.06ドルとなった後、現在の2.43ドル付近まで回復しています。果たして、さらなる調整が待っているのでしょうか、それともより大きな上昇が控えているのでしょうか？
主なポイント：
XRPのマクロ見通しは強気であり、一部の予測では30ドルの高値が示唆されています。
強気材料として、米国での現物XRP ETF承認の可能性などが挙げられます。
XRPのマクロ見通しは依然として強気
XRPの価格動向は、月足チャートで対称三角形内でのレンジ推移を示しており、さらなる強気のインパルスに備えている可能性があると、アナリストのEgrag Cryptoは述べています。
火曜日にXで投稿した同アナリストは、フォロワーに対し「横ばいの値動きや退屈な価格推移にイライラしないでほしい」と語りました。
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Egrag Cryptoは、XRPの価格推移が過去のサイクルと類似しており、価格が大きなブレイクアウト前に新たな分配レベルを形成するために下落する傾向があると説明しました。
添付されたチャートでは、2017年7月と2020年12月に約50%の下落があった後、価格が回復し、「大規模な」強気の月足キャンドルを記録したことが示されています。
アナリストは次のように付け加えました：
「もしXRPが2017年や2021年のような大きな白/緑/青のキャンドルをすぐに記録せず、10ドルから37ドルを目指さないのであれば、どうぞ好きなだけ疑ってください。」
XRP/USD 月足チャート。出典：Egrag Crypto 同じくアナリストのXForceGlobalは、短期的には市場の非効率が見られるものの、「マクロチャートでは明確な蓄積と、ほぼ1年にわたる分配後の堅固な価格の下値が示されている」と述べました。
アナリストによれば、XRPの分配はWave 1とWave 2の間のフラット期間を完了させ、その後Wave 3で大きな上昇に向かうとしています。
月曜日の別のX投稿で、XForceGlobalは次のように述べました：
「今サイクルでXRPが1枚あたり約15ドル～30ドルのサイクル目標に到達する可能性は、依然として非常に高いと考えています。」
XRP/USD 日足チャート。出典：XForceGlobal XRP価格のブレイクアウト要因
XRPが二桁台へブレイクアウトする要因としては、トランプ大統領が日曜日に発表した2,000ドルの関税配当や、超党派の上院合意による米国政府の再開などが挙げられます。
後者はSECの業務再開やETF承認の遅延解消につながる可能性があり、アナリストは現物XRP ETF承認時には直近で20%～25%の上昇、3.60ドル以上への到達を予想しています。
一方、Canary CapitalのXRP ETFは、同社の主要なSEC提出書類により、木曜日にローンチされる可能性があり、米国初のXRPを保有するファンドとなる予定です。
🚨 最新情報：Canary Capitalが$XRP現物ETFのForm 8-Aを提出。Nasdaqが上場を認証次第、木曜日の市場オープン時にローンチ予定（Eleanor Terrettによる）。pic.twitter.com/GErXuVSxD8
— Cointelegraph (@Cointelegraph) November 12, 2025
火曜日のThe Paul Barron Showポッドキャストで、Canary CapitalのCEOであるSteven McClurgは、現物XRP ETFは初月で50億～100億ドルの資金流入が見込まれ、現物Solana ETFのインパクトを倍増させる可能性があると述べました。
DTCCには9つの競合申請がリストアップされており、資本流入の可能性をさらに高めています。
また、FRBが10月29日に政策金利を3.75%～4.00%（2025年で2回目）に引き下げ、12月にも0.25%の追加利下げと量的緩和の可能性が63%とされていることも、マクロ的な追い風となっています。
これらの要因が重なれば爆発的なサイクルを引き起こす可能性がありますが、2.80ドルでのレジスタンスや長期保有者による利益確定売りが、強気派の勢いを抑え続ける可能性もあります。
