XRPのトライアングルが16%の下落を示唆、長期フラクタルが再び作動

2025年12月11日に作成されたこのチャートは、XRPが2.01ドル付近で取引されており、価格が明確な下降トライアングルパターンを形成していることを示しています。

下降トライアングルは、水平サポートラインが何度も試される一方で、高値が徐々に切り下がっていくときに現れます。

売り手が段階的に下げていくことで、構造が徐々に引き締まります。このパターンは、サポートが最終的に崩れた際に下落トレンドが継続することを示唆するのが一般的です。

XRPUSD 下降トライアングルパターン。出典：TradingView

サポートレベルは2.00ドル付近に位置し、下降トレンドラインは2.22ドルから2.15ドルへと下落圧力をかけています。

過去2週間の各反発はより低い高値で止まっており、パターンは維持されています。

また、統合期間中は出来高もやや減少しており、これは下降トライアングルが確定する前によく見られる動きです。

もしXRPが2.00ドルを明確な4時間足終値で下抜ければ、下降トライアングルが確定します。このパターンの計測ターゲットはトライアングルの高さに等しく、現在のゾーンから約16%の下落を示唆しています。

2.01ドルから16%下落すると1.72ドル付近となり、これはチャート上の水平ラインと一致します。このゾーンが次の主要なサポートとなり、予測ターゲットとも合致します。

ただし、買い手が2.00ドルを守り、下降トレンドラインを再び上抜ける場合、XRPは逆方向に動く可能性があります。

2.15328ドルを明確に上抜けて推移すれば、このパターンは無効となります。その動きは買い手が主導権を握ったことを示し、次のレジスタンスである2.22848ドル付近への道が開かれる可能性があります。

そのため、トレンドラインは重要な指標となります。XRPがこれを明確に上抜けるまでは、下落圧力が続きます。

チャートは依然としてパターンが継続していることを示しています。XRPは50EMAの下で取引されており、モメンタム指標もレンジの下半分に位置しています。

これらの状況は、トライアングルが維持されている間は弱気構造を支持します。しかし、2.15328ドルを明確に上抜ける強い反発があれば、短期的な見通しが変わり、弱気セットアップは解消されます。

XRP 長期チャートにおける潜在的なフラクタル

アナリストのAmonyxは、Gert van Lagenが共有した月足チャートに基づき、XRPの潜在的なフラクタルを指摘しました。

このチャートは、2014～2017年のベースとブレイクアウトを、2018～2025年の構造と並べています。いずれの場合も、XRPはフラットなレジスタンスの下で広いレンジの統合を経て、最終的に価格が上昇ブレイクしています。

現在のレンジは、過去の天井である2ドル付近のすぐ上に位置し、いくつかの赤いバツ印が過去の失敗と直近の成功したブレイクアウトおよびリテストを示しています。

XRP 長期フラクタルパターン。出典：Gert van Lagen

前回のサイクルでは、XRPは数年間、グレーで塗られた蓄積ゾーン内で横ばい推移した後、急激な垂直ラリーが続きました。

新たなグレーゾーンも同様の動きを示しており、長期的なラウンディングパターンと高値切り上げが同じタイプの水平キャップに迫っています。

このため、チャートは市場が以前のリズムを繰り返している可能性を示唆しています。右側の紫色の予測線は、フラクタルが継続した場合にもう一段強い上昇がどのようになるかを視覚化しています。

同時に、この構造は依然として、元のレジスタンス帯の上でサポートが維持されるかどうかにかかっています。

XRPがその回復したレベルを維持できれば、フラクタル仮説は有効であり、強気比較も成立します。

しかし、価格が再び過去の天井を下回ると、パターンは崩れ、以前のサイクルは信頼できる道筋を提供しなくなります。