XやThreadsと競合するソーシャルネットワークBlueskyは、ユーザープライバシーを尊重する友達検索機能を導入すると水曜日に発表しました。この機能は、あなたの電話帳に保存されている連絡先から友人をマッチングしますが、両者がオプトインしている場合のみ機能します。
「連絡先のインポートは、ソーシャルアプリで知り合いを見つける最も効果的な方法ですが、これまで多くのプラットフォームで不適切に実装されたり、悪用されたりしてきました」と同社は発表で説明しています。「暗号化されていても、電話番号が漏洩したり、総当たり攻撃を受けたり、スパマーに販売されたり、プラットフォームによって不審な目的で利用されたりすることがありました。私たちはそのリスクを受け入れたくなかったため、データを保護する根本的により安全なアプローチを開発しました。」
さらに、過去のソーシャルアプリは連絡先マッチングをリード獲得ツールとして利用することがよくありました。つまり、アプリがあなたの友人がサービスに登録していないことを検出した場合、「追加」するよう勧めてきます。すると、その友人にテキストメッセージで招待が送信されます。しかし、受け取る側はこのようなアプリのスパムを好まないことが一般的です。
残念ながら、この方法は長らく効果的であり、少なくとも一部の招待されたユーザーが好奇心からアプリをダウンロードして試すことで、アプリがバイラルになるのに役立ちました。しかし、この方法が初期の話題を生み出す一方で、長期的にユーザーを定着させる保証はありません。（ただし、M&A市場が開かれている場合、ソーシャルアプリがエグジットを見つけるのに役立つかもしれません！）
Blueskyは、たとえあなたがアドレス帳をサービスにアップロードしたとしても、自動的に連絡先に招待を送信することはないと述べています。
代わりに、ユーザーが友人に直接招待を送ることができますが、これはユーザーが意図的に手動で行う必要があります。（これらは友人からの個人的なメッセージであるため、招待の受信をオプトアウトすることはできません。）
Find Friends機能を利用するには、まずSMSで送信される6桁のコードを入力して電話番号を認証し、その後連絡先をアップロードします。これにより、悪意のある第三者がランダムな番号をアップロードしてBlueskyユーザーの情報を探ることを防ぎますと同社は述べています。
初期利用者は、連絡先マッチングに時間がかかる場合があることに注意してください。しかし、より多くのBlueskyユーザーが自分の連絡先をアップロードしてマッチングすることで、この画面に表示される人が増えていきます。あなたと友人がお互いのアドレス帳に登録されている場合のみ、マッチングされます。
職場や現実世界で知っている人に見つけられたくない場合は、この機能を利用しないことも選択できます。
Blueskyは、アップロードされた連絡先情報をハッシュ化されたペアで保存しており、あなたの番号と各連絡先の番号が組み合わされています。これによりデータのリバースエンジニアリングが難しくなると同社は主張しています。データの暗号化はBlueskyのデータベースとは別に保管されているハードウェアキーに紐付けられています。また、後でBlueskyからデータを削除したい場合は、アップロードした連絡先を削除し、オプトアウトすることができます。技術的な詳細はすでにセキュリティコミュニティ向けにRFCとして公開されており、ローンチ前にフィードバックを募っています。
この機能は現在、オーストラリア、ブラジル、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、韓国、スペイン、スウェーデン、イギリス、アメリカ合衆国のBlueskyユーザーに展開されています。
