Dogecoin Foundationの企業部門がeスポーツ企業Brag House Holdingsとの合併を通じて上場へ

Dogecoin Foundationの「公式企業部門」とされるHouse of Dogeは、大学生向けのeスポーツ企業Brag House Holdings（ティッカー：TBH）とのリバーステイクオーバー契約を通じて上場する予定です。

両社のプレスリリースによると、統合後の企業体は、統合された高度な決済インフラ、Dogecoin建ての加盟店サービス、独自のデータインサイト、ライセンス、トレジャリー活動を通じて継続的な収益を生み出し、その枠組み内で大量のDogecoinを保有することになります。

House of DogeのCEOであるMarco Margiottaが、統合後の企業体のCEOに任命されます。取締役会は7名で構成され、そのうち6名はHouse of Dogeによって任命されます。Brag HouseのCEOであるLavell Juan Malloy IIは、引き続き取締役会のメンバーとして、またBrag House部門のCEOとしての役割を継続します。

Malloy IIは「この合併は、私たちのビジョンと能力の結合を高めるものです。Dogecoinはグローバルな実用性という大胆なミッションを体現しており、Brag Houseは史上最もデジタルに精通した世代の文化的採用を促進するために設計されました。Dogecoinを大学キャンパス、スポーツ、ゲーム、コミュニティなど、Gen Zの体験の中核に組み込むことで、単に新しいビジネスラインを創出するだけでなく、デジタル通貨の主流受容と株主価値創造への数十億ドル規模の道を切り開いています」と述べています。

合併の完了は来四半期に予定されており、Brag Houseは約5億9400万株の普通株式を発行する見込みです。さらに、約69,250,176株に転換可能なその他の証券も発行されます。新株の大部分は、現在のHouse of Dogeの普通株主に発行される予定です。その結果、House of Dogeが同社の筆頭株主となります。

Brag HouseのNasdaq上場株式は、記事公開時点で1株あたり0.97ドルと60%下落しています。同社の時価総額は約1,000万ドルです。

House of Dogeは2025年に入り、金融面で大きく成長しています。4月には21Sharesと「独占」パートナーシップを締結し、Dogecoin Foundationが承認したファンドを立ち上げ、最終的に欧州初のDogecoin上場投資商品（ETP）を展開しました。このファンドは約1億700万Dogecoin（約2,600万ドルの運用資産）を保有していると発表されています。

先月、House of DogeはNYSE上場のCleanCore Solutionsと提携し、「公式」Dogecoinデジタル資産トレジャリーを設立しました。現在、約7億3,000万DOGEを保有しています。同時期に、米国初の現物Dogecoin ETFの取引も開始されました。

また、House of Dogeは最近Robinhoodと戦略的カストディパートナーシップを締結し、Dogecoinベースの金融商品を安全に保管・管理するための機関向けフレームワークを構築しました。